お墓はいつ建てるもの?時期の目安、生前墓のメリット・デメリットを解説

お墓はいつ建てるもの?時期の目安、生前墓のメリット・デメリットを解説

亡くなった方が安らかに眠る場所として、大切な方を亡くした家族の心の拠り所として、お墓は重要な存在です。しかし「お墓をいつかは用意しなくては……」と思っていても、適切なタイミングがわからず、決断を先送りにしている方もいるのではないでしょうか。

本記事では、お墓を建てる時期で悩んでいる方向けに、建てる時期の目安について説明します。生前にお墓を建てる「生前墓」の特徴、メリット・デメリットについても併せて見ていきましょう。


■お墓は本来いつ建てるもの?

まずは、お墓をいつ建てるのが適切なのか、建てる時期の目安や選択肢について説明します。

◇お墓を建てる時期に決まりはない

基本的にお墓を建てる時期は、建てる方の希望に合わせて自由に決められます。

お墓や埋葬に関する法律(墓地、埋葬等に関する法律)はありますが、こちらは火葬や墓地の場所、埋葬などのルールについて定めたものです。遺骨の納骨時期や期限について法律上で定められているわけではありません。

◇お墓を建てる時期として多いのは?

お墓を新しく建てる場合、一周忌や三回忌、新盆やお彼岸など、法要に合わせるケースが多いでしょう。法要には親戚が多く集まるため、その時期に合わせてお墓を建てたほうが、開催する側としても準備が楽になります。

お墓が完成するまでは、納骨堂や自宅安置で対応するのが一般的です。なお、遺骨を自由な場所に埋葬することはできませんが、自宅で保管すること自体は法律違反ではありません。

「お墓を早く建てなければ……」と焦って適当なお墓を建てるより、時期を多少伸ばしてでも、安心して預けられるお墓を選ぶほうがよいでしょう。

お墓を建てる時期に期限はないので、一時預かりの納骨堂を利用したり、手元供養をしたりしながら、時間をかけてお墓探しをするのも一つの方法です。

◇お墓は四十九日までに建てるべき?

お墓がすでにある場合は、四十九日法要に合わせて納骨することが多いでしょう。しかし新たにお墓を用意する場合は、四十九日に合わせようとしても間に合わない場合がほとんどです。

お墓を購入する際、お墓探しから完成するまでにはある程度時間がかかるものです。そもそも、大切な方が亡くなったあとに、すぐにお墓について積極的な行動を取るのは難しいでしょう。

四十九日法要を無事に終えて、気持ちが落ち着いてからお墓探しを始めても、時期として遅くはありません。

「しばらくは遺骨をそばに置いておきたい」という方もいれば、「納骨をして気持ちに区切りを付けたい」という方もいらっしゃいます。納骨したい時期が決まっているなら、その時期にお墓が完成するように、早めから準備を進めておくとスムーズです。

◇お墓を生前に建てる選択肢もある

生前に用意するお墓のことを、「生前墓」「寿陵(じゅりょう)」と呼びます。

生前墓というと、「お墓を生前に準備するなんて、縁起が悪いのでは?」「死が身近になるのでは?」と感じる方も少なくありません。しかし、中国では生前墓を、「長寿や子孫繁栄を祈る、縁起が良いもの」として扱ってきました。日本でも聖徳太子など歴史上の人物が、その縁起の良さを取り入れるために「寿陵」を建てた形跡があります。

また、近年は終活に注目が集まっており、生前に自分のお墓を選ぶ方が増えてきました。自分の死と正面から向き合うこと、自分が入るお墓を自分で選ぶことは、終活を行なう本人にとっても、遺された家族にとってもポジティブな意味を持つ場合があります。


■生前墓のメリット

 
ここからは、生前墓の5つのメリットについて詳細を見ていきましょう。お墓を建てる時期で迷われている方、生前墓の特徴を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

◇生前墓のメリット(1)お墓の場所やデザインを自分で決められる

お墓を自分で用意していなければ、亡くなったあとに家族がお墓の場所やデザインを決めることになります。亡くなってからお墓を建てる場合、そのお墓に入る本人は、自身が入るお墓の仕上がりを確認できません。

お墓にこだわりたい方は、生前に自分で理想のお墓を建てるほうがよいでしょう。自分で生前墓の申し込みをすれば、自身が亡くなったあとに永く眠る場所を、自分の意志で決定できます。

ただし生前墓を申し込む場合も、家族にあらかじめ相談してから話を進めましょう。

「生前墓であれば、自分でお墓を決められる」といっても、そのお墓を将来的に管理するのは、遺された家族です。家族がそのお墓に納得できていなければ、将来的にお墓を別の場所に移されるかもしれません。

◇生前墓のメリット(2)家族の負担が少なくなる

身近な方が死を迎えるということは、少なからず家族にとって負担になるものです。悲しみの最中にありながら、葬儀、故人に関する諸手続き、遺品整理などを順々に行なう必要があります。

生前にお墓が用意されていれば、お墓に関する心配がなくなります。「どこにお墓を建てれば良いのか」「お墓の費用はどうしよう」といった悩みがなくなり、精神的な負担も少なくなるでしょう。

◇生前墓のメリット(3)家族と一緒にお墓を決められる

自身の入るお墓については、エンディングノートで伝えることも可能です。しかし、遺された家族の考えもあるため、希望どおりのお墓を必ず建ててもらえるわけではありません。

「安いお墓なら何でも良い」「散骨でも良い」という希望があっても、遺された家族の心情的に受け入れられない場合もあるでしょう。お墓の場所に本人の指定があったとしても、「希望の墓地に空きがない」「金銭的な余裕がない」といった状況も考えられます。

生前からお墓選びをすることで、家族の意見を尊重した、皆が納得できるお墓を選べます。お墓に入る方の希望、お墓参りをする方の希望を反映できるのが、生前墓のメリットです。

◇生前墓のメリット(4)お墓にかかる費用を把握できる

お墓を建てる際には、ある程度大きな金額が必要になるものです。お墓の種類や墓石のサイズにもよりますが、実際にお墓を購入する段階にならなければ、具体的な金額はわかりません。

生前にお墓を建てておけば、お墓にどれくらいの費用がかかるのか、自分で金額を把握できます。お墓にかかる費用を把握することで、自身の老後にいくらの金額を使えるのか、家族にどの程度のお金を残せるのかが見えてくるでしょう。

金銭的な計画をしておきたい方は、人生設計の一部として、生前墓を検討するのも一つの選択肢です。

◇生前墓のメリット(5)相続税がかからない

お墓は、故人の供養に必要な財産(祭祀財産)であるため、継承しても相続税はかかりません。この仕組みを利用して、節税対策をされる方も多くいらっしゃいます。

なお、「お墓の費用は、亡くなった本人の財産から支払えば良いのでは?」と考える方もいるかもしれません。たしかに葬儀費用などは相続財産から控除できますが、お墓の購入費用は相続税控除の対象外です。

つまり、お墓を建てる費用を現金で残すよりも、生前にお墓を建てて祭祀財産として継承するほうが、相続税がかからない分だけ節税となります。


■生前墓のデメリット

 
生前墓にはメリットもありますが、以下のデメリットがあることを理解しておきましょう。

◇生前墓のデメリット(1)生前契約ができない墓地がある

生前契約は、どのお墓でも可能なわけではありません。市区町村が運営する公営墓地は、遺骨がない状態での契約を受け入れていないケースが多いでしょう。

生前墓は、そのお墓に入る方が主導でお墓を決められるメリットがあります。しかし、生前契約を受け付けていない墓地がある分、お墓の選択肢が狭まる点に注意が必要です。

お墓探しをする際は、生前契約を受け付けている霊園・墓地を探すところから始めましょう。なお、民間霊園・寺院墓地であれば、生前墓を建てられるところが比較的多いです。

◇生前墓のデメリット(2)年間管理費の負担がある

生前にお墓を購入すると、生前から年間管理費の負担が生じます。年間管理費の金額は、墓地やお墓の種類によって変わりますが、5,000円~1万5,000円程度が相場です。

お墓の購入費と比べると大きな金額ではないですが、年数が重なるとそれなりの金額になります。生前墓を新たに申し込む際には、毎年支払う費用について、事前によく確認しておきましょう。費用の滞納が続けば、お墓を撤去される可能性もあるため注意が必要です。

◇生前墓のデメリット(3)定期的なお墓の掃除が必要

購入した生前墓を放置すると、次第に状態が悪くなっていきます。生前墓を購入して数年後、お墓に納骨しようとしたら、「墓石が苔だらけになっていた」「汚れを落とそうとしても取れない」という状況もあり得るでしょう。

たとえお墓に遺骨が入っていなくても、定期的なお墓参りが必要です。墓石周辺の掃除、修繕箇所の確認など、必要に応じてメンテナンスを行ないましょう。

汚れが定着してしまい落ちない場合は、墓石のクリーニング業者に依頼する必要があります。余分な費用がかからないように、こまめなお墓掃除が大切です。

◇生前墓のデメリット(4)ローン利用時は注意

前述したとおり、生前墓を建てる目的の一つとして、相続税の節税があります。しかし、生前墓をローンで購入した場合、完済前に契約した本人が亡くなると、保証人や家族にローン残額が残ってしまいます。

お墓は祭祀財産として扱われますが、ローンの残額分まで非課税対象にはなりません。節税対策のために生前墓を購入する場合は、現金一括払いを選択しましょう。


■まとめ

お墓を建てる時期について、法律上の定めはありません。一般的には、一周忌や三回忌などに時期を合わせる場合が多いでしょう。いつまでにお墓を建てるかは、最終的には遺骨を管理する方次第です。

納得できるお墓を探したいなら、生前墓を検討してみてはいかがでしょうか。理想のお墓がなかなか見つからないときは、お墓探しサイトの「心のお墓」をぜひご利用ください。

岩崎石材では多種多様なお墓をご用意しております。
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