永代供養墓とは?
永代供養(えいたいくよう)とは、墓地の管理者である霊園や寺院が、遺族の方の代わりにお墓の管理・供養を行なうことです。そして、そういったお墓を「永代供養墓」といいます。
お墓といえば、「先祖代々で継承していくもの」というイメージを持っている方も少なくないかもしれません。しかし、「継承者がいない」「住んでいる場所が遠い」などのさまざまな事情から、お墓の継承ができないケースもあるでしょう。
永代供養墓は、「お墓にかかる費用を抑えたい」「子どもへの負担を最小限にしたい」と考える方に広く選ばれています。
なお、先祖代々受け継がれるお墓「一般墓」について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
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永代供養墓のおもなメリット6選
永代供養墓には、おもに以下のようなメリットがあります。
・お墓の供養・管理を一任できる
永代供養墓なら、お墓の供養・管理を霊園や寺院に一括で任せられます。一般墓のような管理の手間がないため、遺族の都合に合わせていつでもお墓参りが可能です。
・一般墓よりも安価
永代供養墓では、基本的に土地や墓石を用意する必要がありません。そのため、一般墓を購入するよりも費用負担が軽減されます。
・将来的な遺族の負担が少ない
永代供養墓は墓守の必要がありません。そのため、遺族の負担が気になる方でも安心してご利用いただけるでしょう。
・後継者がいなくてもお墓を建てられる
お墓の供養・管理を任せられる後継者がいなくても、永代供養という形であればお墓を建てられます。お墓の継承について不安を抱えている場合は、生前契約をしておくのも一つの選択肢です。
・お墓の立地による不便が少ない
永代供養墓は供養・管理を霊園や寺院に一任できるため、遺族の生活圏とお墓の距離が離れていても、それほど気にならない方が多いでしょう。立地が気になる方は、永代供養に対応した交通アクセスの良い納骨堂を選ぶのもおすすめです。
・宗教や宗派が問われないケースが多い
永代供養墓を利用する際には、ほとんどの場合、宗教や宗派は問われません。ただし、永代供養の法要は管理団体の宗派に則った形で行なわれるため、事前の確認が必要です。